収め護身流/介護虐待対策プログラム
プログラム概要と考え方
“キーワードは、虐待の衝動を抑えるための具体的な技術と心の整え方”
介護現場における介護虐待は一度発覚してしまうと、虐待を行なった本人に大きなペナルティーが科されるだけで無く施設や関連グループの信用を大きく失墜させてしまう極めて深刻な事例ですが、残念ながら利用者からの暴力が増加するのに同調する様に最悪のペースで増えているのが現状です。
●介護施設の場合について厚生労働証が2017年度に行なった調査によりますと、
介護施設で虐待が起こる理由は、「教育・知識・介護技術等に関する問題」が全体の65.6パーセントを占め最多です(246件)。以下、「職員のストレスや感情コントロールの問題」が26.9パーセント(101 件)、「虐待を行った職員の性格や資質の問題」が10.1パーセント(38件)、「倫理感や理念の欠如」が 7.7パーセント(29件)、「人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ」が7.7パーセント(29件)という順で続いています。
●収め護身流/虐待防止プログラムとは
これら介護虐待の導火線に繋がる理由に対し、日本由来の武術のテクニックと精神を活用してその芽を摘み取ることを目的として体系化された介護技術です。
【 プログラムが解決を目指す各課題と具体的手段 】
■ 理由1:暴力への憂いによる怒りとストレスの蓄積
介護スタッフの皆様が虐待に及んでしまう原因の1つに、利用者からのハラスメントによる怒りやストレスの蓄積があると思います。最も多いのは言葉による暴力ですが、叩かれる等のリアルな身体への暴力も増えております。
しかしながら、介護現場にリアルな身体への暴力に対する具体的から身を守る護身様の介護技術は無く、スタッフが抱え込まざるえないのが実状、そのことが怒りや大きなストレスとなってのしかかってしまうのです。

