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 急性期の有効活用術について 

 〝池田式むち打ち症就寝サポートプログラム〟は、首周りだけで無く全身をトータルな視点で捉え、受傷直後や治療中の対処法に加え数年先、あるいは数十年先を見越した、ロングスパーンで貴方や貴方にお大切な人の首をケア致します。

※ 総合療術協会代表池田式就寝サポートプログラムは、著作権によって保護されています。

​ 本プログラムは、むち打ち症に遭った人のあらゆるタイプのサポートを目指しましたが、効果は個々の重症度や体型などによって異なります。特に症状の重たい人では担当医などに本サイトを見てもらいながら指導管理の下で活用頂きますよう、お願いもうしあげます。

受傷直後からの就寝サポートプログラム

慢性期のサポートは ⇒こちら

なぜ、むち打ち症直後に就寝サポートが重要!?

理由と、池田式プログラムのサポートメカニズム!

 車で追突されて首が激しくムチのように伸ばされると頸椎(首の骨)の周囲の靱帯や筋肉などの組織が引き延ばされたり、上下の頸椎の間から腕や神経に伸びている神経が押しつぶされて傷つき、内出血が起きたりします。そのため、受傷直後からの急性期に就寝サポートを怠ると耐えがたい後遺症悩むリスクが高まります。

池田式枕プログラムは、全悪因子に対応

むち打ち症急性期症状を悪化させる

​就寝中4つの悪因子と対処メカニズム

×悪化要因1: 頭のぐらつき捻れ負荷

 車で追突され首が激しくムチのようにしなると頸椎周囲の靱帯や筋肉などの組織が引き延ばされたり、上下の頸椎の間から腕や神経に伸びている神経がつぶされて傷つき、内出血が起きたりします。

​ その為、傷んだ組織の傷や内出血が悪化しないように安静が必要、頸椎カラーを装着するのですが、就寝中でも、頭がぐらついて傾くと痛んだ組織に圧迫や引き延ばし刺激が加わって再出血などのリスク高まります。

対処機能1: 頭のぐらつき.横倒れ防止機能

 

 受傷直後から当分の間(1ヶ月目処)は、枕を縦にして​使います。頭を両側から挟み込むように支え、頭が横に倒れたりぐらつきを防止します。 

×悪化要因2: 低すぎる枕あるいは、枕を使わない

 肩こり防止の為、低い枕や枕を使用しないことが推奨されていますが、むち打ち症の受傷当初に極端に低い枕を使用したり、枕をしないと仰向け寝で頸椎が過度に後屈顎が上がり、また、横向きでは側屈して痛んだ神経を圧迫するリスクが高くなります。

対処機能2: 無理の無い高さを確保

 

 本枕では高い枕が苦手な人でも、不快に感じない高さを確保できます。顔が真っ直ぐか、やや顎を引くような寝姿勢が無難です。高さは、バスタオルなどとの併用で調節しましょう。

××悪化要因3: うつぶせ寝

 呼吸が楽などの理由でうつぶせ寝を好む人も少なくありませんが、むち打ち症後のうつぶせ寝は避けましょう。 首が捻転と圧迫の負荷が相乗作用する事で神経を絞扼して耐えがたい肩腕の痺れや、首痛を引き起こすリスクが高まります。

対処機能3: 膝下クッション併用でうつぶせ寝防止

 

 このプログラムでは、うつぶせ寝を防ぐ方法として、本枕と併用して膝下にクッションを敷きます。クッションを併用することで、寝返りし難くなり、又、就寝中の腰痛も緩和されます。 特に受傷直後から2週間程度は、うつぶせ寝のリスクを説明して、熟睡出来なくても我慢してもらいましょう。

×××悪化要因4: 枕による首への突き上げ負荷

 むち打ち症後の症状を悪化させる就寝トラブルで最も避けなければならないのが、枕による頸椎への突き上げ負荷、瓢箪型や筒状​、硬い素材で凹みを設けたような形状で、頭や首の重みを頸椎で支えるような仕様の枕を使うと、就寝中(8時間)持続的に頸椎が押し上げられて神経などの軟部組織を痛め、重篤な後遺障害を引き起こすリスクが格段に高くなってしまいます。

対処機能4: 頸椎軽負荷スロープ状支持で突き上げ解消

 

 このプログラムで使用する枕の最たる優位性は、枕の突き上げを解消する構造、そして、バスタオルや毛布を併用することで簡単にスロープ支持機能を作り出すことが出来る事です。これら二つの相乗作用で枕による突き上げを解消しつつ、首肩周りを包み込むように優しく支えます。

重要: スロープ機能は、大判のバスタオル等の頭部当たる部分を2重に折ったり小タオルを活用して、使用感を確認して微調整を行ういましょう。 タオル1枚分の厚さで症状の変化に影響を与えてしまいます。 

タイプ別サポート術1: 高い枕が苦手な小柄な女性など

 

 小柄な体型などの理由で、高い枕が苦手な人は通常の小タオルや大判バスタオルを活用して角度を設けます。

タイプ別サポート術2: 低い枕が苦手な大柄な体型など

 

 大柄な体型や背中が丸いなどの理由で、枕を高めにしないと熟睡出来ないと人はバスタオルの代わりに厚めの毛布を活用がお勧めです。大きな身体の首と肩、頭全体を包み込むように支えるのが理想です。

 受傷後初期の就寝サポートのまとめ

 

 サポート法は、個々の症状のタイプや重症度、体格などによって違いますが、これらのポイントを捉えてサポートすることでほとんどの症例に有効に作用するはずです。

慢性期のサポートは ⇒こちら

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