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    Q:21 施設内のレクで音楽を使う場合ジャスラックに支払いが必要か

日本音楽著作権協会(JASRAC)が、一般向けの音楽教室での演奏について著作権料を徴収しようとしていることが明らかとなりました。

ヤマハや河合といった大手が反発し話題となっていますが、介護施設でレクリエーションやカラオケで市販のCD等を使うことは問題ないのでしょうか。

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結論としては問題なく、届出等も不要です。それは、ジャスラックが現状かかる利用形態の場合免除しているからという理由になります。ジャスラックの東京イベント・コンサート支部に電話確認したところ同回答を得ました(平成29年2月6日)。

法律上、「著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として上演し、又は演奏する権利を専有する。」(22条)との規定があり、「演奏権」と言われます。今回音楽教室などで問題となっているのはこの権利です。

介護施設では、介護保険であっても「営利」目的の事業なので、本来であれば著作権料を払わなければなりません。

 

もちろん、カラオケ配信システム会社と契約する等して予め包括的に著作権料も払っているのであれば問題ないのですが、例えば買ってきたCDを流しレクリエーションで用いるといった行為は、上記演奏権侵害の問題となります。

ジャスラックでは以前から規約上、病院や福祉施設などでBGMとして流すのであれば例外的に認めるとのスタンスだったのですが、レクのように積極的に利用する場合も問題ないとのことでしたので、その点はご安心頂ければと思います。

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